アジャイル開発手法には複数の手法あるいはプラクティスと呼ばれるものがありますが、その中で「スクラム」はもっともよく使われている手法として知られており、マイクロソフトやIBMをはじめ多くの企業がソフトウェア開発の現場で採用している。
そのスクラムを実践するための「スクラムガイド(Scrum Guide in Japanese)」が、スクラムの普及促進のための団体「Scrum Alliance」から公開
スクラム入門
正しくは、様々なプロセスや技術を取り込むことのできるフレームワークである。スクラムの役割は、複雑なプロダクト開発が可能なフレームワークを提供することで、開発プラクティスの効果を相対的に浮き彫りにし、改善することである。
スクラムの内容
スクラムフレームワークは、スクラムチームとその役割、タイムボックス、成果物、およびルールで構成される。
スクラムチームは、柔軟性と生産性の最適化を目指すものである。チームは、自己組織化しており、クロスファンクショナルであり、反復的に作業をする。
(略)
スクラムがタイムボックスを採用しているのは、規則的なリズムをつけるためである。タイムボックスには、リリース計画ミーティング、スプリント計画ミーティング、スプリント、デイリースクラム、スプリントレビュー、スプリントレトロスペクティブが含まれる。
(略)
ルールは、スクラムのタイムボックス、役割、および成果物を結びつけるものである。
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スクラム(英: Scrum)は、ソフトウェア開発における反復的で漸進的なアジャイルソフトウェア開発手法の1つである。この方法論は「柔軟かつ全人的なプロダクト開発ストラテジーであり、共通のゴールに到達するため、開発チームが一体となって働くこと」とされる。この方法論は、製品開発における伝統的な、シーケンシャルなアプローチとは大きく異なる。この方法論は、チームが自発的に組織だって行動することを可能にする。この自己組織化を実現するのは、すべてのチームメンバーが物理的に同じ場所にいること、あるいは密なオンライン共同作業を通じ、全員が日々直接会ってお互いにコミュニケーションをとり、プロジェクトにおける規律を守ることである。
スクラムのカギとなる基本原則は、プロジェクト開発の途中で、顧客は、要求や必要事項を変えられるという認識である。予想できない変更について、計画に基づく方法で対処することは、容易ではない。したがって、スクラムは経験に基づくアプローチを採用する。問題を十分に理解することも、定義することもできないので、現れた要求へ素早く対応するためのチームの能力を最大化することに集中する、というアプローチである。
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開発途中での仕様変更を認めるということでしょうか。こういう資格があること自体知らんかった。