PCI DSSとは

PCI DSSとは?
– クレジットカード会員データを安全に取り扱う事を目的として策定されたクレジットカード業界のセキュリティ基準
– セキュリティ対策フレームワーク
– Payment Card Industry Data Security Standardの頭文字をとったもの

### 認証の取得
1. PCI国際協議会によって認定された審査機関(QSA=Qualified Security Assessor)による訪問審査を受けて、認証を得る

2. PCI国際協議会によって認定されたベンダー(ASV=Approved Scanning Vendor) のスキャンツールによって、四半期に1回以上の点検を受けて、サイトに脆弱性のないことの認証を得る

3. 自己問診
PCIDSSの要求事項に基づいた、アンケート形式によるチェック項目に回答して、すべて「Yes」であれば、準拠していると認められる

1つ適用というわけではなく、カード情報の取り扱い規模や事業形態によって複数を実施する
AISやSDPなど各カードブランドのプログラムによって適用するレベルが異なる

### PCI DSSで定められている目標と要件
– 安全なネットワークとシステムの構築と維持
1.カード会員データを保護するために、ファイアウォールをインストールして維持する
2.システムパスワードおよびその他のセキュリティパラメータにベンダ提供のデフォルト値を使用しない

– カード会員データの保護
3.保存されるカード会員データを保護する
4.オープンな公共ネットワーク経由でカード会員データを伝送する場合、暗号化する

– 脆弱性管理プログラムの整備
5.マルウェアにしてすべてのシステムを保護し、ウィルス対策ソフトウェアを定期的に更新する
6.安全性の高いシステムとアプリケーションを開発し、保守する

– 強力なアクセス制御手法の導入
7.カード会員データへのアクセスを、業務上必要な範囲内に制限する
8.システムコンポーネントへのアクセスを識別・認証する
9.カード会員データへの物理アクセスを制限する

– ネットワークの定期的な監視及びテスト
10.ネットワークリソースおよびカード会員データへのすべてのアクセスを追跡および監視する
11.セキュリティシステムおよびプロセスを定期的にテストする

– 情報セキュリティポリシーの整備
12.すべての担当者の情報セキュリティに対応するポリシーを整備する

なるほどー、結構厳しいな…