BGPルータとは

BGPとは、複数の独立したネットワークを接続したTCP/IPネットワークにおいて、ネットワーク間の経路情報を通信機器間で交換する手順を定めたプロトコル(通信規約)の一つ。
BGPは異なるAS間を結ぶ境界上のルータ同士がAS単位の経路情報(自ASが他のどのASと繋がっているか等)を交換するeBGP(exterior BGP)と、AS内のルータ間でAS間経路の情報を交換するiBGP(interior BGP)で構成される。

ルーティングプロトコルにはIGBとEGPがある
1. 同じ縄張りの中で情報交換: IGP
2. 縄張りを跨いで情報交換: EGP … EGPの中にBGPルータがある(Border Gateway Protocol)

### AS(Autonomous System)
共通のポリシーや同じ管理下で運用されているルータやネットワークの集合体を意味する
各AS内では独立したIGPやポリシーが運用されている
ASを識別するための番号がAS番号 JPNICが割り当ての代行を行なっている
16ビット(1~65535)の数字を用いる

### BGPルータ
BGPはASの経路交換のパス 
通常は短いものを最短ルートとして使用する

### BGPの仕組み
2台のルータ間でTCP(ポート番号179)による接続を行い経路情報を交換
隣接ルータをネイバー、ピアと呼ぶ
1対1のセッションを確立し、その上でBGPの基本情報、お互いのルータが知っている経路情報を交換
ルーティングテーブルが更新された場合は、経路情報を交換
KEEPALIVEメッセージをアナウンスしあうことでルータの生存確認を行う

### パス属性
ORIGIN
AS_PATH(ASパス)
NEXT_HOP
MULTI_EXIT_DISC
LOCAL_PREF
ATOMIC_AGGREGATE
AGGREGATOR
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