A/D, D/A変換

アナログからデジタルに変換するのをanalog to digital conversionでA/D変換という
逆に、2値信号をアナログ信号に変換する作業をdigital to analog conversion, D/A変換という

#### D/A変換の原理
ほとんどの電子回路は電圧を情報として扱うので、アナログ電圧量に変換すると捉える
-> 2進数を10進数に変換し、この10進数に比例した電圧量を得ること
e.g. X=1011(2)の時、Y=11 11に比例した電圧が現れる仕掛けを用意すればD/A変換したと言える
ビット重みに比例した電流を流す仕掛けと、得られた電流から電圧変換する作業を行えば良い
-> 複数の抵抗網と演算増幅器を用いることが多い

– 演算増幅器
マイナス端子とプラス端子電位差を増幅する
重み付け抵抗あるいはラダー抵抗で1/8R, 1/4R, 1/2R, Rとすれば、ビットの大きさに比例した電流を得られる

### A/D変換器の原理
A/D変換の原理は積分型と比較型に分けられる

– 二重積分型A/D変換器
積分器、コンパレータ、クロックパルス発生器、ゲート、カウンタ、制御回路が含まれている
電圧の大きさ -> 時間の長さ -> パルスのカウント数 という変換作業によって電圧信号をデジタル化する
クロック周波数、積分期間が長いほど大きくなる
– 逐次比較型A/D変換
二分法と言われる探索手法
あらかじめ想定される電圧範囲を二分し、この閾値電圧と入力電圧を比較してデジタル変換する

nビットの2進変換をしたい場合は、nビット対応のD/A変換器を用意してn回繰り返し動作によって求めることができる

A/D, D/Aも2進数の変換をどう扱うかってことやな
世の中の複雑なアルゴリズムが全て2進数で処理されているってのは未だに信じられない