BlendShape(ブレンドシェイプ)とは、3Dキャラクターの表情や口の動きなどの“変形”を作るための仕組みです。
アニメーション制作やゲーム、VTuberの顔モデルなどで非常によく使われます。
🔷 BlendShape の基本的な考え方
1つの3Dモデルに対して、
笑顔
怒り顔
口を「あ」形に開ける
目を閉じる
など、**形が変化した複数のモデル(ターゲット形状)**を用意します。
そして、アニメーション中に
「元の形」+「ターゲット形状の混合量(0〜1)」
でモデルの形が変わる仕組みです。
例:
“Smile” ブレンドシェイプを 0 → 1 にすると、だんだん笑顔になる
“Mouth Open” を 0.5 にすると、口が半分開く
🔷 なぜBlensShapeが使われるのか?
自然な表情の作りやすさ
骨(ボーン)だけでは難しい細かな変形が可能
リアルタイムで軽い処理(ゲーム・VTuber向き)
複数の表情を混ぜられる(笑いながら目を閉じるなども簡単)
🔷 具体例:口のBlendShape
例えば「口」に関係するBlendShapeには:
A(あ)
I(い)
U(う)
E(え)
O(お)
口角上げ
口すぼめ
ニコッと笑う
などがあり、MMD・VTuber・ゲーム顔アニメで使われています。
🔷 まとめ
BlendShape=“複数の形を混ぜて表情や口の形を変える仕組み”
ボーンのアニメと違い、メッシュ自体が変形するので、細かい顔表現に最適です。