デジカメの仕組み

0.シャッターに相当する電子回路が電子の流れをコントロール
1.レンズが被写体から光を集める
2.撮影素子(CCD)が画像を電子的に捉える
3.画像処理エンジンで画像は電子データに変換され、様々な画質処理が行われる
4.メモリーカードなどの記録メディアに電子データとして保存される

フィルムカメラとの違いは、臭化銀(AgBr)の電子反応ではなく、撮影素子でデータを捉えているところか。

### 撮影素子とは?
撮影素子とは、被写体の光を画像データに変換する
イメージセンサーと呼ばれ、ほぼ全てのデジカメに内臓されている

CANON EOS Kiss X5
撮影素子:高感度・高解像度大型単板CMOSセンサー

– 撮影素子サイズ
-> イメージセンサーサイズ、画像センサーサイズと呼ばれる
-> 単位はインチ(2.54cm)で1/4〜2/3インチが一般的
※撮影素子のサイズが大きいほど多く光を集めて色を詳細に表現できる。撮影素子とレンズで画質が決まる

– 走査方式
デジタルデータを画像としてディスプレイに表示する方法
インターレース方式:1枚の画像を横長に細かく分割、奇数段目・偶数段目の2回に分けて転送表示
プログレッシブ方式:分割した部分をまとめて1回で転送表示

– イメージセンサー(個体撮影素子) Charge Coupled Device
CMOSセンサー:其々のピクセルが独立して電荷の増幅やデジタル変換する回路をもち、デジタル信号としてデータを出力
CCDセンサー:其々のピクセルの電荷は隣接するピクセルに一斉に転送され、バケツリレーのように順次外部に信号を出力する
表現力や画質はCCD(デジカメ主流だった、高価)が、読み出しの速さ消費電力ではCMOS(スマホ主流で普及)の方が優れている

– 撮影素子の働き
被写体からの光線をレンズなどの光学系によって撮影素子の受光平面に結像させ、その像の光による明暗を電荷量に光電変換し、それを順次読み出して電気信号に変換する
-> 外部光電効果:固体の表面にある電子が光子のエネルギーを受けて真空中に放出される現象
-> 内部光電効果:エネルギーの低い方にある電子が、光子のエネルギーにより高いほうに励起される現象
-> CCDイメージ・センサの材料にSi単体結晶(シリコン)が使われる

1枚のシリコン基板上に形成された多数の受光素子の並びで光電変換を行う
CCDはMOSキャパシタを近接して並べた構造が基本
半導体素子の一種で、シリコン基板表面の酸化膜上に多数の電極を設けて、MOS構造
の各電極に隣同士で異なる電圧を与えることにより電位の井戸を作り出す

イメージセンサー自作は完全に電子回路の世界だな。
とりあえずRaspberry Piは買い物リストに追加や。