[デザイン]

レイアウト・余白:グリッド / 視線誘導 / 整列
1. まずレイアウトは“余白”で決まる
初心者が一番つまずくのは「余白」。
プロは 余白を増やす → 可読性UP → 品質UP が鉄則。

🔹基本ルール
内側の余白(padding)は 8px の倍数 にまとめる
(8, 16, 24, 32… → 8ptグリッド)
要素の間隔も 揃える(例:すべて16px に統一)
違う余白をむやみに使わない
近くにあるものをグルーピングする(近接の原則)

2. グリッド(Grid)の基礎
Figmaでのレイアウトを整える最強の機能がグリッド。
✔ グリッドを設定する方法(Frameを選択して)
右パネル → Layout Grid → +

よく使うグリッド
① カラムグリッド(列)

Web・アプリで最重要
例:12カラム、マージン16〜24、ガター16

用途:
レスポンシブデザイン
テキスト幅の統一
コンポーネントの左右位置を揃える

② スクエアグリッド(8px)
要素の配置 / 余白 / アイコンサイズの基準

③ 行グリッド(row)
リストUI、カード群などで役立つが使用頻度は低め

3. 整列(Alignment)の基礎
整列とは、要素を揃えること。
揃っているだけで プロ感が10倍。

✔ よく使う整列
左揃え(Left align)
中央揃え(Center)
右揃え(Right align)
垂直方向の中央揃え(Vertical center)
端揃え(Top/Bottom align)

Figmaショートカット
左揃え:Shift + A → Auto Layout
整列:右上の整列ボタン群

4. 視線誘導(情報の読みやすさ)
人は画面を 左上→右下 にスキャンします。

心地よい視線誘導の作り方
✔ ① 余白のメリハリをつける
見出しの上には大きな余白
見出し下の本文は小さな余白
→ グループ感が出る
✔ ② 文字幅(行幅)を最大化しない
1行60〜80文字が読みやすい

✔ ③ 情報の階層構造を作る
大見出し(24px)
セクションタイトル(18px)
本文(14–16px)

✔ ④ 視線をブロックごとに整理する
カードUI・セクション区切りが有効

5. Figmaでの実践テクニック
✔ Auto Layout(最重要)
整列&余白を全自動にする機能。
使い方:
要素を選択 → Shift+A
効果:
余白を “Padding” で統一
子要素間を “Spacing” で統一
ボタンやカードが自動で伸びる
レスポンシブが簡単になる
✔ Constraints(固定位置)

レイアウトが変わっても要素の位置を維持
例:右上に固定したいボタンなど

✔ Frame と Group の使い分け
Frame:レイアウト管理
Group:単なるまとめ(使う頻度は少なめ)

6. よくあるNG例

❌ 余白がバラバラ(8px, 11px, 13px…)
❌ 文字が左右で揃っていない
❌ 要素が“なんとなく”置かれている
❌ 情報の階層がなく全部同じ大きさ
❌ コンポーネントの幅が統一されていない

👆 このどれかが起きると「素人っぽさ」が出ます。

7. これさえ守れば “UIが安定する” ゴールデンルール
🟦 ① 8pxグリッド

余白・サイズは「8の倍数」

🟥 ② カラムグリッドを必ず使う

Webは12カラムが基本

🟩 ③ 整列を厳格にする

左揃え + 上揃え を基本にする

🟨 ④ Auto Layoutで全ての余白を管理

パディング・ギャップを統一するとプロ級になる