フィルムカメラの原理

フィルムカメラに光子が入ると、光エネルギーの塊は感光乳剤と呼ばれるプラスチックでカバーされた部分にぶつかる
※感光乳剤は紫外線で固まる乳剤(脂肪、脂肪油または水に不溶性の医薬品を水中に微細均等に分散し乳状とした液剤)。臭化銀(AgBr)などの粒子をゼラチンの中に一様に分散させた乳液状の薬剤。紫外線を当てなければ水で流せる
※感光乳剤は「ジアゾ感光材」と「着色剤」を混ぜ合わせる
※可視光線よりも波長の短いものが紫外線 紫外線の中でみ、波長が長いものからA、B、Cと大別されている
※UV-A(315-400nm)、UV-B(280-315nm)、UV-C(100-280nm)

### 感光剤(AgBr)の特徴
AgBrに光が当たると電子が飛び出す。飛び出た電子が銀イオン(Ag+)に取り込まれると中世の銀原子(Ag)となる。生成した銀原子が数個(n個)集まって、銀原子のクラスターを生成(Agn)。
この銀原子のクラスターを潜像と呼び、還元試薬によるフィルム現像の家庭で、銀原子クラスターが触媒となって潜像の周りで銀イオンの還元が速く進行し、銀原子の数が増加して目に見えるような像が生成さレル。

### フィルム
フィルムストリップをコーディングしているものはサスペンションのようなもの
ハロゲン化銀結晶が浮遊して凝固している(ゼラチン)
光子がフィルムストリップ上で臭化銀結晶にぶつかると、負電荷の臭化物イオンから電子を取り除く。そして、格子の結晶の中の電子が離脱の状態になるまで動き回る。結果的に銀イオンと合わさって中性電荷の銀原子になる。

### 現像とは
現像液が残ったハロゲン化銀結晶と反応する。現像液が還元剤を含む。還元剤は、化学反応の間に他の物質に電子を与えることのできる化学物質。
ネガ像では、光と影の情報が逆になる。
未現像のフィルムを光に当ててはいけない

潜像の状態から像を浮き出すのを現像液

現像を停止させるのを停止液
感光部分をフィルムを長期保存可能な状態に像を固定化するのを定着液という

光が臭化銀(AgBr)に当たった時に電子が飛び出る性質と銀粒子の変化で現像を作っているのか。化学反応の世界なんだな。プログラミングとは違う世界の話ですな。