パルス回路(pulse)

ディジタル回路で扱う矩形波信号(非正弦波形の基本的な一種)をpulseという
信号伝送の過程でパルスが歪んだりノイズで乱れたりするので、パルス波形を加工・整形する操作が必要になる
インバータとはNOTのことで、1を0に、0を1に反転する
判定基準となるVtを閾値という
シュミットトリガー型インバータでは、Viの大きさだけでなく、それまでの変化の過程(履歴)を考慮して判定されるヒステリシス特性をもつ。これによりノイズが混入していても本来の動作を行うことができる

### マルチバイブレータ(multibibrator)
回路の二つの電圧状態を交互に行き来することによりパルスを発生させる回路
無安定型(入力不要)、単安定型、双安定型がある
-> Viが徐々に増加し、インバータの閾値で反転しV=0となりViが徐々に低下 そして再度充電すると周期的に充電放電を繰り返すのでパルス出力を得る

### 遅延回路
RC回路を使ってバッファ入力することで、波形を遅らせることができる。バッファとは信号波形を整形し、出力インピーダンスを低下させるゲート回路のこと

### パルス整形回路
信号波形が歪んだ場合に整形する操作
クリップ回路は入力波形をあるレベルで切り取る働きをするため、信号の最大値や最小値を設定するときに使われる
-> ダイオードがオン(導通)、オフ(非導通)で電流が流れたり流れなかったり制御できるので、出力電圧V0を制限できる
クリッパ回路(電圧の最大値制限)、リミッタ(最大値と最小値を制限)、スライサ、クランパ(直流再生回路)

東日本”50Hz”、西日本”60Hz”のこのプラスとマイナスが入れ替わる周波数がパルスで、このパルスを加工したり整形できるってことやね。つまり、パルスの電子の移動を制御できるってことかね?