NATとSTUN・TURNサーバー

WebRTC通信
– Peer to Peer、ブラウザ間で直接通信
– UDP/IPを使用、オーバーヘッドが少ない
– 鍵交換で暗号化通信を行う
-> 相手のIPアドレス、動的なUDPポート番号を知る必要がある
-> 通信経路の仕組みがInteractive Connectivity Establishment、その候補がICE Candidate
–> NATを通過するためのSTUNサーバから取得したポートマッピング
–> Firewallを越えるための、TURNによるリレーサーバーを介した中継通信
–> このやりとりをシグナリングと言う。WebSocketなど複数の方法がある
-> 複数人通信の場合には、それぞれのユーザとSDP/IPのconnectionをつくる必要がある

NATとは
 グローバルIPとローカルのネットワークIPとの変換
 複数のPC/デバイスが同時に通信できるよう、ポートマッピングによるポート変換
 →ブラウザはローカルのIP、UDPポートはわかるが、グローバルのIP、UDPはわからない
 →→Peer to Peerはグローバルの情報を交換する必要がある

STUN(Session Traversal Utilities for NATs)
NATで変換されたIP/UDPを外のSTUNサーバーから教えてもらう
→グローバル情報をシグナリングサーバーけいゆうで相手に渡す
STUNサーバーはGoogleのstun.l.google.com:19302など

TURN(Traversal Using Relays around NAT)
ストリームデータの受け渡しにリレーする
TURNサーバが入ると厳密にはPeer to Peerではなくなる
データのデコード、エンコードは行わないので、ネットワーク負荷が高くなる

あれ、Bitcoinって、P2Pだけど、STAN, TURN使ってるんだっけ?
否、BitcoinはTCP😂