[kernel]ファイルシステム

記憶装置上のデータに対し、ファイルという形式を通し一貫したアクセス手順を提供、バイトストリーム
ファイルにiノードと呼ばれるデータ構造を割り当てて管理する
各iノードはそのファイルの属性やファイルの実体が置かれている2次記憶装置上のブロック番号などを管理している

目的のファイルのパス名を指定してシステムコールを発行すると、ファイル記述子と呼ばれるユニークな番号が返却される
ファイル記述子の0, 1, 2は特別なファイル記述子として扱う、標準入力、標準出力、標準エラー

ファイルアクセスを高速化するために、各種データをメモリ上にキャッシュする
ページキャッシュはファイルデータそのものをキャッシュ、先行読み出し機能も備えている

仮想ファイルシステム(VFS)をサポートしている
ext2, ext3, iso9660, nts, RPC

### ローカルファイルシステム
ローカルファイルシステムは、ホストに直結された2次記憶装置を利用するためのファイルシステム
Linux標準のファイルシステムExt2のほかに、さまざまなOSが利用しているファイルシステム形式にも対応

### ネットワークファイルシステム
ネットワークの先にある遠隔マシンが持つファイルシステムを、自ホストのローカルファイルシステムのように利用できる仕組

### 擬似ファイルシステム
記憶装置上にあるファイル以外のものを、さもファイルであるかのように見せかけるファイルシステム

### Linux標準ファイルシステムExt2
UNIXが誕生した当時のファイルシステムに、BSDのFFS(Fast File System)の考え方を一部取り込んだような構造

### ジャーナリングファイルシステムExt3
Ext2ファイルシステムにジャーナリングを付加したファイルシステム
耐故障性を高めることと、システムの異常終了後のファイルシステム復旧を高速化するために導入

### ブロック型デバイス
実際の入出力処理を行うのがブロック型デバイスドライバ